『長い影』は、人生の夕暮れ時に立ち、自分の歩いてきた道を振り返る人物を描いた楽曲です。
歌詞の中には私自身の経験が色濃く反映されています。
特に、
どん底で見上げた空は
思ったより青かった
夜明けが来ないと思った夜を
朝が静かに終わらせた
という部分には、人生で最も苦しかった時期の記憶が重なっています。
当時の私は、本当に未来が見えませんでした。
自分の存在価値さえ分からなくなり、すべてを終わらせてしまいたいと思ったこともありました。
しかし、不思議なことにそんな時ほど誰かの言葉に救われることがあります。
歌詞の中にある
それでも誰かが
背中を押してくれた
という一節は、実際に私を支えてくれた人たちへの感謝そのものです。
だから『長い影』は単なる後悔の歌ではありません。
絶望の中から再び立ち上がろうとする歌なのです。
そして最後の
捨てなくていい
これが俺の道だ
という言葉には、失敗も挫折も含めて自分の人生を受け入れようとする決意を込めました。