『記憶のかけら』最後の2曲に込めた物語

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『カーテンの隙間から』の"彼"のイメージ像

2026年6月8日にSpotifyやLINE MUSIC等の音楽配信サービスでリリース予定のTucci Rainこと私の初のオリジナルアルバム『記憶のかけら』は全6曲で構成されています。その最後を飾る5曲目『カーテンの隙間から』と6曲目『灯りを消した夜』は、実はひとつの物語として繋がっています。

この2曲は、私にとって初めての「女性視点の楽曲」への挑戦でもありました。

YouTubeで公開している動画では、この2曲に同じ女性モデル(AIで作成したオリジナルペルソナ)を採用しています。これは偶然ではなく、同じ女性の物語として描きたかったからです。

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女性曲への挑戦は想像以上に難しかった

実を言うと、5曲目の『カーテンの隙間から』は一度ボツにしようと思っていました。

男性目線の歌詞は比較的自然に書けるのですが、女性が抱く想いを言葉にするのは予想以上に難しく、なかなか物語の核となるイメージが見つからなかったのです。

そんな時、友人から

でも聴いてみたい!

という言葉をもらいました。

その後押しがなければ、この曲は完成しなかったかもしれません。
そしてある時、一人の人物の姿が頭に浮かびました。

強くイメージした人物

『カーテンの隙間から』の中で女性が待ち続けている相手。

その人物像を考えた時、私と同じ1972年生まれで、同じ群馬県出身の冒険家兼ストリートパフォーマーである

岩崎圭一

さんの存在が強く重なりました。

特に強く印象に残ったのが、岩崎さんが挑戦している手漕ぎボートによる太平洋横断計画でした。私はそのスケールの大きさと、「いつ帰ってくるか分からない旅へ出る人」の存在に強く心を動かされました。『カーテンの隙間から』の主人公が待ち続ける恋人像を思い描く際にも、この冒険のイメージが大きなヒントになっています。

もちろん歌の主人公そのものではありませんが、「いつ帰ってくるか分からない旅へ出た人を待つ」というイメージを形作る上で、大きなインスピレーションになりました。

※岩崎さんの現在の挑戦については、こちらのプロジェクトページをご覧ください。

『カーテンの隙間から』の時代背景

この曲には留守番電話が登場します。

スマートフォンもSNSもない時代。連絡手段は電話や手紙が中心で、相手の無事を確認することさえ簡単ではありませんでした。そのため、この曲の時代背景は1990年代前半をイメージしています。

留守番電話に残された

「心配するなよ」

という一言を何度も聞き返しながら、遠い海へ旅立った恋人を待ち続ける女性。
そんな物語として描きました。

そして『灯りを消した夜』へ

『灯りを消した夜』は、『カーテンの隙間から』の続編です。
前作では帰りを待ち続けていた女性が主人公でした。

しかし時は流れます。

どれほど待っても、人は永遠に同じ場所には立ち続けられません。

この曲では、主人公がようやく前を向く瞬間を描きました。

「灯りを消す」という行為は、愛情を捨てることではありません。
相手を嫌いになることでもありません。
好きだった気持ちを抱えたまま、それでも自分の人生を歩き始める決意です。

そのため、この曲では特定の年代設定は意識していません。
むしろ、長い年月の流れそのものを感じてもらえたらと思いながら制作しました。

『記憶のかけら』というアルバムの終着点

アルバム『記憶のかけら』は、タイトル通り様々な感情や記憶の断片を集めた作品です。

その最後にこの2曲を配置したのは偶然ではありません。

待ち続ける夜。
そして前へ進む朝。

『カーテンの隙間から』と『灯りを消した夜』は、ひとつの恋愛物語であると同時に、「別れを受け入れて歩き出すまでの時間」を描いた二部作でもあります。

『カーテンの隙間から』を聴いた後に『灯りを消した夜』を聴くと、主人公の心の変化をより感じていただけるかもしれません。

そして、もし興味を持っていただけたなら、YouTubeチャンネル「Tucci Rain Official」で公開している動画もぜひご覧ください。

同じ女性モデルが紡ぐ物語を、映像とともに楽しんでいただけたら嬉しく思います。

ツッチー

副業Webデザイナーです。

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