プレゼンもデザインも、“相手に届くかどうか”がすべて

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18年前の自分を振り返ると、必死でした。
当時、私は大学教員をしており、昇格ポストを探して外部機関の公募に応募しまくっていました。

面接や書類選考をくぐり抜けても、最後に待ち受けるのは「プレゼン」。
ここで失敗すればすべてが終わる。そう分かっていながらも、自分の話し方に自信がなく、どうすれば相手に伝わるのか、悩み続けていました。

そんなとき出会ったのが、デール・カーネギーの訳本『黄金のスピーチ』(上・下巻)でした。
写真の通り、準備編(上巻)と実践編(下巻)に分かれてます。
そこで学んだ「人を惹きつける話し方」「構成のシンプルさ」のエッセンスが、最終的に私のプレゼンを成功に導きました。

結果、私は望んでいたポストに就くことができました。
――まさに、私の人生の分岐点となった一冊でした。

書籍(黄金のスピーチ上・下)の写真
デール・カーネギーの書籍(上巻・下巻)、サンマーク出版(2002)

そして今――

あれから時は流れ、私は大学を離れ、現在はある会社でエンジニアとして働いています。
研究者から技術者へ。環境は大きく変わりましたが、変わらなかった弱点がひとつあります。

それは「話が長すぎる」という癖です。

先日もお客様への説明で、つい熱が入りすぎ、長々と話してしまった結果、相手が混乱してしまったことがありました。
このとき、改めて痛感しました。ビジネスにおける話し方のスキルは命綱だと。

そんな折、ふと思い出したのが10年前に買ったまま、ほとんど読まずに積んであった一冊。
それがケビン・キャロルとボブ・エリオット共著の訳本『ビジネスは30秒で話せ!』でした。

ようやくページを開き直し、今度こそ最後まで読み切ることができました。

「シンプルに、短く、相手に伝わる話し方」――このメッセージは、今の自分にとって痛いほど響きました。

書籍(ビジネスは30秒で話せ!)の写真
ケビン・キャロルとボブ・エリオットの書籍、すばる舎(2015)

結びに

思えば18年前、スピーチの本が私の人生を切り開いてくれました。
そして今、新しい一冊がまた、次のステージへ導いてくれるかもしれません。

今の本業であるエンジニアの仕事にも、副業で挑戦しているWebデザインにも、スピーキングのスキルは間接的に、しかし確実に活きてくるはずです。

「話し方を磨くことは、自分の未来を磨くこと」
「プレゼンもデザインも、“相手に届くかどうか”がすべて」

だからこそ、私はこれからも学び続けていきたいと思います。

ツッチー

副業Webデザイナーです。

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